『屋敷女』

IWGP中邑VS中西の放送やってたけど、レッドシューズ海野のカウントの取り方がおもろ過ぎです。ちょっとこの動画の”7:00”めのジャーマンスープレックス・ホールドの3カウント時の動きを見て欲しい!エア・ドラゴンスクリュー状態ですよ。


アレクサンドル・バスティロ、ジュリアン・モーリー
監督の『屋敷女』を観る。
20100221.jpg
『屋敷女』(2007年/フランス)


ううう〜〜キツイ!痛い痛い痛い!!一応来るぞ!ってシーンは顔をそむけながら片目で薄目で指の間から観たけど、ね。ラストは黒いぼかしが入ってたけどキツイ(何か映倫が審査拒否したんだって。)。セル版では無修正の”アンレイテッド版(未審査)”らしいけど、観たくないなぁ〜。後から冷静にストーリーを思い返すと、哀しい話なんだけどきっついなぁ〜こりゃ。ベアトリス・ダル怖っぇ!

で観終わって音声切り替えをチェックすると、バタリアンズ(井口昇監督・山口雄大監督のユニット)のコメンタリーが付いてるじゃないか。なので、しぶしぶ観返して、何とか救われる。個人的にはバタリアンズは雄大監督が良く喋るのであんま好きでなくて、井口監督の喋りをもっと聴きたい。

・『屋敷女』
・『屋敷女』Trailer

『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』

東京では今日から井口昇監督『古代少女ドグちゃんまつり』の公開で舞台挨拶があって、ネットでライブ中継観れたんだけど。凄い時代になったもんだ。そしておもろい!本当サービス満点の人らだ。
特殊造形・西村さんの話が印象的で、ドグちゃんの変身シーン、昔の特撮を意識とのことで、ドグちゃんの鎧の足のパーツが撮影までに間に合わなかったていで(本当は全然間に合ってるのに)色違いのを2パターン用意して途中から差し替えたりしてるんだって、全然気付かんかったし、凄いとこ凝ってるね。昔の特撮みたく、わざとシワの出る素材で着ぐるみ作ったり。さすがだ。観返そ!
そして最新作『戦闘少女』もクランクアップして編集中のようで、これまた楽しみです!


ナム・ギウン
監督『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』を観る。
20100220.jpg

『テハンで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンにいる』(2000年/韓国)


あ、2000年制作なのか。去年東京で公開されたみたいで、その時たまたまチラシを手にして気になってたので観てみる。10年前に撮ったものだからちょっと中途半端な古さを感じる。内容はタイトルのまんまでチラシなんかには”奇想天外SFエロチックホラーカルトムービー”って書いてある。チラシのデザインやイントロダクション的な煽りの印象やそれによる期待に比べると、中身は凄くシンプルで”え?それで終わり?”的な感じ(上映時間60分)でおもしろくなかったかな。なんか『ニキータ』のパロディ(再現映像みたいな)もあった。

低予算で画質も良くないけど、それはそれで工夫すればいいのでその部分では善し悪しの判断材料にはしないし、B級とかC級って言っちゃえば収まるのかもしれないけど、単純におもしろくなかった。カルトっちゃぁ、カルトかもしれない。
あれ?何か数時間経って思い返すと、もう2、3回観たらおもしろくなってきそうな気がしてきた。。。けど観るたびに”おもしろくない!”ってなりそう。なんだろね、この不思議な感覚。

・『テハンで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンにいる』

『白根ゆたんぽ個展 YUROOM Showcase〜ポートレイト、ソンビゾーン、その他もろもろ〜』

トランスポップギャラリーで、白根ゆたんぽさんの展示”YUROOM Showcase〜ポートレイト、ゾンビゾーン、その他もろもろ〜”を観る。

20100219a.jpg
”YUROOM Showcase〜ポートレイト、ゾンビゾーン、その他もろもろ〜”

20100219b.jpg
アナログとデジタル出力の作品。
手描きのアクリルの照りがイイ感じ。


そして、
20100219c.jpg
噂のしるこサンドが売ってたので買ってみる。松長製菓じゃないよ。

20100219d.jpg
ビスケットの間に薄くあんこが挟まっている。
うん、確かに美味い。

・しるこサンドの美味しい食べ方

『ユキとニナ』

neutron「今月の池田」を観つつ、「来月以降の池田」がどんなものを観せて(魅せて)くれるのか大いに期待に胸を踊らせつつ、京都シネマ諏訪敦彦イポリット・ジラルド共同監督・脚本作品『ユキとニナ』を観る。

20100218a.jpg
『ユキとニナ』(2009年/フランス・日本)


中々イイ雰囲気でよかった。
子供たちが可愛らしいし、結構長まわしが多いんだけど凄く自然に演技じゃない様な演技をしてて、どういうシナリオでどういう風に演出してるのか見てみたい。と、思って後から調べてみたら、撮影前にそれぞれが色々コミュニケーションをとって親しくなった上で、脚本の台詞部分は空白にし、役者の即興で作ってるらしい。って、この子供らスゲー!子供らの微妙な目線や表情で色々感情が読み取れるし、それは子供目線で撮ってるからで、イイ瞬間撮ってる。母親役の人のむせび泣く演技も凄かった。フランスのシーンと日本のシーンの違う質感も何か気持ちイイ。日本にいるユキも好きかな。

・『ユキとニナ』

・『ユキとニナ』Trailer

20100218b.jpg
お、京都シネマのロゴが変わってるね。こっちの方がイイ。

あと、
僕はオタクではないんだけどぉ、「涼宮ハルヒの消失」も先日観る。
うん、おもろい。テレビ版1期がバック・トゥ・ザ・フューチャ−1なら、2期は2で、この映画は3な感じ。色んな意味でよう出来たある。原作は読んでないけど、これどうやって文章で書いてんだ?と思いつつ。あんま大っきい声では言えんけど、うん、おもろかった。

『不詳の人』・『道』

山下敦弘監督の『不詳の人』と『道』を観る。
20100217.jpg
『不詳の人』(2004年/日本)『道』(2005年/日本)


疑似ドキュメンタリーで茶番なんだけど、中々おもしろい。
山下敦弘監督作品の中で『リアリズムの宿』が一番好きなんだけど、その木下や舟木のスピンオフな感じというか。坪井(長塚圭史)と木下(山本浩司)が最初の宿に着いたあと、ゴルフのパット練習をして時間をつぶしてるシーンで架空の映画「大いなる楽園または逃亡七秒前」の話をする(今DVDを人に貸してるので正確に確認できない)けど、『道』ではその架空の映画「大いなる楽園または逃亡七秒前」の監督・脚本を野嵜好美さん(ジャーマン+雨の)がやるていで、その撮影のメイキングを撮ってる的な疑似ドキュメンタリー。撮影初日から全く上手くいかずみんなギスギスしだして大もめになって。。。野嵜好美さんのふてぶてしくて憎ったらしい感じ(そういう役)がよく出てて、おもしろい。完全に(観るからに)うそドキュメンタリーなんだけど、そんな人おるは的な変な生々しさがあった。
山下監督の『その男狂棒に突き』も、まだ観れてないのでチェックせねば!

・『不詳の人』/『道』

BATI-HOLIC ”Nippon, in the groove”

京都の和太鼓・芸能集団「BATI-HOLIC」のイラストを描いたのだけど、しれしれっと情報が解禁されてるじゃないですか。
前回は”静”のイメージでしたが、今回は”動”をイメージしてみました。

20100216a.jpg
こっちは太鼓を中心に。お!赤が鮮やか!

20100216b.jpg
こっちは踊りを中心に。あ!アノ五重塔京都タワーはコレだったのか!
(ここだけの話)ポスターになる予定。詳しい情報は追って!

20100216c.jpg
あと、これは今のとこ物販用ではなくプロモーション用のDVDのジャケット。両A面(今風に言うとダブルAサイド?)な仕様です。

1月は、こればっかりやってて計32人も描いた。(本当は使ってないのが2体あるので、計34人)同一画面上に登場する人物では過去最多。もちろん各人物バラバラに描いてる(作ってる)ので、足とか見えないとこまであるんですよ、実は。黒澤明が映らない薬箱にも薬を入れとけって言った的な原理ですね。
予定では2・19-20東京公演(完売)でいち早く観れるのかな?
詳しい情報は追って!!
3・13京都公演は、まだ間に合うよ!


・京都の和太鼓・芸能集団「BATI-HOLIC」
・BATI-HOLIC PV

滋賀会館シネマホール

滋賀会館シネマホール、また3月で一旦閉館みたいですね。大阪で公開された映画が京都や神戸に行って、それを逃しちゃってこの滋賀会館シネマホールにくる場合にたまに観に行くんだけど(交通の便的に、みなみ会館よりも近い)。閉る前に観に行かんとですね。
近くにある、”幻の中華そば加藤屋”が凄い気になってて行けてないんだけど、そこも行ってみたいッス。

話変わって、
20100215a.jpg
これ系の植物、切り抜くのが凄い気持ちイイです。

20100215b.jpg
これ系も。
一枚モンの平面じゃない、この”手に持てる”感?”絵に描いた餅じゃなくなる”感が、何か嬉しいんですよね。

20100215c.jpg
ただ、、、スキャンする場合、一枚モンの平面だと影が出るのは四隅(二隅?)だけど、これだとくり抜いた溝全部に影が出るので、それをまた消さないといけないのが難点だったり。。。


そうそう、前々からやたら”手に持てる”感、”何か嬉しい”感を強調してるけど、(実際やってみたら分かると思うけど)その心理をメディアアーティストの岩井俊雄さんが上手く言ってらしてて、”ラジオ版 学問ノススメ”という番組のPodcast(作業中に聴くのに調度良くて過去アーカイブ4年分も全部聴いた)にゲストで出られた回>>に、自身の子供に絵を描いてあげたけど見向きもしてもらえなくて、切り抜いたとたん急に反応してくれた的な話をされてて、まさにその子供の感じてる”絵に描いた餅じゃなくなる”感なんですよね。暇があったら聴いてみて。この子育ての仕方もマネしたい

夏っぽいモンを。

色々描きつつ。
20100214a.jpg
色塗ったりしつつ。ポニョの影響?!

20100214b.jpg
密かにタコがいてたりしつつ。

20100214c.jpg
クラゲなんかも描いたりしつつ。
全くねらってなくて後から気付いたけど、ちょっと卑猥な感じというか、
図らずもシンボリックなことになっちゃったかな。

某アレ的な。

さ〜〜、間に合うのか間に合わないのか、どっちなんだい!!
(同じ境遇の人の共感を呼んだので、少し好感度が上がった)

20100213.jpg
まぁ、きんにくんはいいとして。。。
某アレの絵だけども、「オーシャンズ」に影響受けてた人いたけど、
これ「アバター」の影響?!違う違う!
明日の23:59まで良いんだよね。おし!

『恋するマドリ』

深夜にテレビで『恋するマドリ』やってましたね。
冷静に観ると、話や設定はあまり良くないね。そんな狭い人間関係が全部繋がるわけないでしょ!と思いつつ、全部がそんな感じなのでファンタジーとして受け止めたらいいのかな?
ちなみに前に観た感想>>を見返してみると、今と全く同じ感想だった。
ただ、ガッキーは可愛い!っていうだけの映画。(当時この映画絡みの写真集買っちゃったし。後悔してないし。)

20100212.jpg
今描いてる、某アレのため絵だけど、、、間に合うかな〜????

『MEATBALL MACHINE』

山口雄大・山本淳一監督『MEATBALL MACHINE』を観る。

20100211.jpg
『MEATBALL MACHINE』(2005年/日本)


特殊造形(この当時は”特技監督”って言ってたみたい)が西村監督なんだけど、これがあっての『東京残酷警察』『吸血少女 対 少女フランケン』があるんだなぁ〜って色々彷彿させるシーン何かもあったり。いつもながら予算と時間がないけど工夫で魅せる感じというか。西村さんが撮ったスピンオフも入ってて井口監督『hajiraiマシンガール』と同じビルの屋上で撮ってたり。
あと、ヒロインの河井青葉さんがあんな美人なのに凄い体を張ってて凄いなと思った。

特典で山本淳一監督が99年に自主制作したバージョンの「MEATBALL MACHINE」もダイジェストで入ってたけど、結構忠実に再現してて、本編観た後だったので楽しめた。あとは、個人的にだけど山口雄大監督のセンスは今まで一度もおもしろいと思ったことがなく(「地獄甲子園」や「ババアゾーン」はホンマに腹が立った。”実写化できそうにないギャグ漫画をあえて実写化するのが得意芸”と言われてるけど、その話題性のみで、適当な事しないで欲しい。。。ので、今度こそは今度こそはと観るのだけど。。。)て惹かれないんだけど、僕はやっぱ井口昇監督のセンスが好きだなと思った。批判ではなく個人的な趣味の話。
コメンタリーも2本付いてて、1本目は本編についてで2本目はおもしろく転がれば良いかな的な笑いの要素を意識してたけど、絡みづらい感じで河井青葉さんもかわいそうな感じだった。普通にすればいいのに。

・『MEATBALL MACHINE』
・『MEATBALL MACHINE』予告編

木野下円「初個展(あっ間違えた初じゃないや、二度目だ)展」

西梅田のE~maの「Edition」での展示を観つつ、D~ba「すずきあい個展」を観つつ良い感じ。この、すずきあいさん過去に観た事あるような会った事あるような気がするが、記憶が曖昧。

その後、アメ村のdigmeout A&Dへ。
20100210a.jpg
木野下円「初個展(あっ間違えた初じゃあないや、二度目だ)展」
↑はうぁ!!特設サイトが立ち上がってるよ!

20100210b.jpg
あたかもさも初個展と見せかけて(フェイント)の二度目個展。
もちろん7年前の正真正銘最初で最後の初個展にも行きましたよ。

20100210c.jpg
おわ!100号のでっかい絵も飾られてますね。

木野下円さんといえば、そう!あのデジタルで女の子を描いてる、あの人だ。それがなんと、昨今アナログ(手描き)の手法に目覚めたようだ。
でも、これまでパソコン上でやってたノウハウ(know-how)があるから、それを自分の”手”に変換したに過ぎない感じだ。しかも、普通初めて試す時って、小さい絵から描くと思うんだけど、いきなり1枚目から100号を描いたそうだ。でもいきなりでかいのやってるので、小さいのを描く時はかなり楽みたいだ。100倍の辛さのカレーを食ったら、少々の辛さのカレーはなんともない的な原理だね。

20100210d.jpg
お!みんな来てますね。

20100210e.gif
なにやら左後方に、明らかに”本日の主役”的な人が!!

20100210f.jpg
小島聡バリにポーズを決めてるこの人が、まどっちこと木野下円さん。
常に舌を出してる状態なので、真剣な話をしてる時でもつい気になって笑ってしまう。

20100210g.jpg
グッズのバッヂやキーホルダーもありますね。
ラメ入りキラキラ仕様なのがイイね。

20100210h.jpg
熱心なファンの方が、バッヂを選ばれてます。

20100210i.jpg
ももよんCHO-CHANもおるよ。
(↑お互いのブログで、3wayマッチ画像が見れるよ!)

20100210j.jpg
憩いまくりカフェninoで展示中のフクロウ少女ことkyarry+さんもおるよ。
その奥には、、、ままま、まさかスタン・ハンセン?!
(BGMは、”SUNRISE”で)

20100210k.jpg
爽やかの申し子こと、ムーチョもおるよ。 ピースの仕方からして爽やかだ。

そんなわけで、木野下円展の詳細は特設サイトで!!
そして、会場で流れる(であろう。昨日はまだ間に合ってなかった)、惜しげも無く余すところ無く制作風景を見せてくれるメイキング動画が凄い。あまり知られていないが、彼女は元々映像系の学校出身なのだ。なので、動画も写真も上手い!なんでも出来る。

その動画は、ひたすら刷毛で下地を塗ったり、ヤスリをかけたりで、映画「ベスト・キッド」を思い出した。ワックスがけやペンキ塗りが密かに防御の練習になってた的な。彼女、きっとコブラ会にも勝てるよ。

ジャッキーの「ベスト・キッド」のリメイク版『the Karate Kid』も気になるところ。全然空手ちゃうけど。

横尾忠則展「PINK GIRL」

先日、竹熊健太郎さんがトークショーで、日本の出版社vs電子出版の話をされてたのだけど。日本の出版社の印税率は通常8~10%だそうなんだけど、アマゾンやアップル、ソニー(米国法人)なんかの電子出版(kindle的な)は出版社を通さずに著者と直接契約したら印税率を(条件付きで)最高70%まで出す的なことになってるみたいで、何人かの作家がすでに動き出してるとか。そんなこともありつつ日本の出版社が電子出版と戦ってるのを、黒船と鎖国してる日本に例えてらして時間の問題だと。その話を聞いてて、大学時代自分が行ってた学科の事を思い出す。

僕が行ってた学科の一番偉い教授の人が30年以上前に、当時色々反対もありつつ他にない学科を作ってそれが革命的な出来事だったそうで、その教授の事を良いと言う人らだけで自分の周りを固めてて、在学当時その話を勲章の様に聞かされたんだけど、外部からまた新しい学科を作る動きがあった時に、それに猛反発してて「いやいやいやいや、アンタら同んなじことしてるがな!キモチ悪い!!」と思ってたのだけど。

そんな僕も、新しいモンや流行ってるモンを毛嫌いする傾向があった(携帯が普及しても、かなり遅くまでポケベルを持ってたし。。。全く無意味だ)のだけど、ハッと我に返る。あの頃なりたくないと思ってた大人になってるじゃないか!あの頃の僕らが笑って軽蔑してた大人に!!

そんなわけで、なんでもかんでも毛嫌いするのも良くないと思い、みんな乗っかってるモンも、乗っかってみて判断しないとダメだなと思ったわけで、、、密かにtwitter的なものを試しに初めてみたりしてみる。こそっと。鎖国は良くない!


Six
で開催中の横尾忠則展「PINK GIRL」を観る。
20100209a.jpg
「PINK GIRL」

20100209b.jpg
パースのついたピンクの空間に、横尾忠則さんの60年代から今でも描かれてる”PINK GIRL”シリーズの展示。なのでよく目にするものから最新のものまで、贅沢な感じですね。
ちなみに横尾忠則さんは楳図先生と同い歳の73歳。
どえらい73歳だね。全然見えへんし。

『高橋真琴の夢とロマン展-少女達の瞳が輝く時-』

昼ドラ「牡丹と薔薇(再)」1日2話ずつ週10話だから進むの早いですね。逆に「新・風のロンド(再)」(なぜか読売テレビ)は週1だから進むの遅っそい!観る側の気持ちも切れちゃうね。田中美奈子さんが狂気に駆られてハラハラするところなのに。「牡丹と薔薇(再)」ももう2,3週で終わるだろうし、次「偽りの花園」やって欲しいかな。今は亡き山田辰夫さんが激シブだし、個人的にこれに出てた子役の寉岡萌希さん(ぼちぼち18歳)がくるんじゃないかと当時から密かにチェックしてるんだけど、中々こないね。


美術館「えき」
『高橋真琴の夢とロマン展-少女達の瞳が輝く時-』を観る。
20100208.jpg
ってことで、初めて観たんだけど、上手っ!!そして仕事がキレイ!!
髪の毛の表現から、服のドレープから襟や裾のアウトラインの肉厚なボリューム感、レースやリボンのパリッと糊の効いた様な感じから、花の表現まで、中々グッとくる。ただただ上手っ!背景までびっちり描き込んでるだけど、それが抜きどころがないんじゃなく小気味良い密度で、隅々まで見入ってしまう。
例えこの人の絵を頑張って模写したとしても、僕の場合、絶対鉛筆で先に描いたラインを手の甲なんかでこすったり、絵の具をが飛び散ったりして汚しちゃうタイプなので、凄いね。当たり前なんだけど。
図録を買って帰る。

kyarry+ photo exhibition「1 water story」

●ニノにおるよ!
ってことで、新町にあるcafe ninoへ。

20100207a.jpg
そう、あの”爽やかの権化”ことムーチョが以前展示してた
”居心地良過ぎ系カフェ”こと、あのninoだ。

20100207b.jpg
kyarry+さんの写真展「1 water story」を観に。
このDM、気のせいだろうか?何か見覚えのある人物が写ってやしないか?

20100207c.jpg
ninoに入って席に着くと、そこには目を疑う光景が!!
フクロウ(ミミズク?)的な鳥を連れてる謎の女性が居るではないか。

20100207d.jpg
その様子を見ながら”みみずくず”を思い出してると、、、
次の瞬間、徐(おもむろ)にその謎のフクロウの女性が振り返った!
はうぁっ!kyarry+さん本人だった!!

20100207e.jpg
うわうわぁっ!!フクロウこっち飛んできた?!

20100207f.jpg
そんなフクロウを鑑賞しながら、野菜王子が育てた王立菜園直送の大根の漬け物を頂きつつ。

20100207g.jpg
お、フクロウ向こうへ飛んでった?!
と思ったらその先に、あら?kyarry+さんの写真のモデルの人が座ってるじゃないか。っていうかあまり大きい声では言えないけど、今はなき「ひとし軍団」(※)最後の残党のアノ人物ではないか。懐かしい。そう言えばそんな団体もあったよね的な話をしつつ。


(※)「ひとし軍団」
以前、ブロガーの黒木が”たけし軍団”に憧れて、”殿”と呼ばれたいがために、目的もなく見切り発車で立ち上げた団体。そのため特に主立った活動もなく自然消滅。当時団員だった者も今では口を噤んで話したがらない黒歴史

20100207h.gif
プロレス好きのY介氏(右の人)も居ますね。
真ん中がninoの小さな巨人ことハットリさんで、左が野菜王子。

20100207i.jpg
”特製オムライス”を注文したのだけど、、、?!
あっれ?!んええっっっ?!そこには、またまた目を疑う光景が!!
なな、なんだこりゃ?!ラ、ラ、ライスが包まれて、、、ない!!!

最初、失敗して玉子がくっちゃくちゃになっちゃったけど、そのまま出しちゃえ!的な事なのか?もしくは、京都で言うところの”ぶぶ漬け”的な意味なのか?!と思ったので、テメーこの野郎!と胸ぐらを掴み掛かりそうになったのだけど、こういう仕様なのだ!
まさにオムライスの概念を覆す新発想っ!!盲点っ!!
玉子も固まり過ぎず、柔らか過ぎず超絶新食感!!ペースト状の旨味のつまったソースにもよく合うし、何穀米か忘れたけど、そのご飯にも合うまさに三味一体攻撃である。掴み掛かりそうになった自分が恥ずかしくなる、そんな優しい味のオムライスでした。また他のメニューもいってみたいところです。そんなわけで、また気付けば終電間際まで居たのでした。

kyarry+さんの作品の方は、日本なんだろうけど日本じゃないような。
暑過ぎず寒過ぎず心地良い気候なんだろな的な世界観。
〜2/14までだそうだ。

『グワシ!楳図かずおです』

楳図先生を追った初めてのドキュメンタリー映画『グワシ!楳図かずおです』関西での1日限定上映があったので観に行く。

20100206.jpg
『グワシ!楳図かずおです』(2009年/日本)


1日と言わずに、PLANET+1シネ・ヌーヴォのXレベルででもやってくれたらいいのにね。そんなわけで会場はアメ村のまんだらけ4Fのイベントスペースであったんだけど、初めて行ったけどコスプレ的な衣装やカラフルなズラが売ってたり、コスプレした人のバーカウンター的なのがあったりと、中々異文化なシチュエーションだ。貴重貴重。

そんなわけで、ドキュメンタリー映画の方は中々おもしろかった。UMEZZ HOUSEが建つ前の土地見学から完成記念パーティーまでと、ここ3年位の色んなイベントの映像、ゆかりの人の話を交えつつな構成。
装幀家の祖父江慎さんの動いてる長めの映像を初めて観たけど中々濃いキャラ(お茶目)でおもろかったし、竹熊健太郎さんが5歳の頃、風邪をひいて寝込んでたらおばぁちゃんが「健太郎はマンガ好きなんだろ?」って言って何故か”ひびわれ人間”を買ってきたけど怖過ぎて返品しに行ったくだりの話が無茶苦茶おもろくて、そのシーンが終わってもずっと思い出し笑い(息を殺して)が止まらなかった。

あと、今では機敏な、楳図かずおwithまことむしーず&ぐわしダンサーズの未完成な初期練習風景もあって中々レアです。真剣にやってておもしろい。
この映画がDVD化されるならPV(振り付けレクチャー用動画)作って特典で入れて欲しいは。ぐわしダンサーズも全員集合で、フジファブリック「赤黄色の金木犀」のPV的な同ポジ撮影したら良いの出来そう。もしくはポッキーのCM的な。遠くまでロケに行かなくていいので、UMEZZ HOUSEや小学館編集部など、ゆかりの色んな場所で撮ったらおもしろくなりそうだけど。手間も時間もかかって無理かな。

映画後、竹熊健太郎さんのトークイベントがマンガ家のギャラの話や出版社の裏話、今後の紙媒体の将来の話など、中々おもしろかった。予定終了時間を1時間位おしたけど。

・『グワシ!楳図かずおです』
・『グワシ!楳図かずおです』予告編

・竹熊健太郎「たけくまメモ」