『あしたのジョー』

TVでやってた曽利文彦監督の実写版『あしたのジョー』を観る。
2014.12.28.b
『あしたのジョー』(2010年/日本/131min)


TVの尺的にカットされてるのもあるけど、力石戦までを2時間強にまとめてるので、テンポも早い感じ。昭和40年代のレトロな質感は割とアリだった。山下智久さんは丈ではないね。何か目だ死んでるというか主人公的に存在感が薄い印象。肌もキレイでつるっとして野性味も無いし、そこから発せられる声低めの丈口調も合ってないかな。けどtwitterの反応を見ると女性アイドルファンの人で盛り上がってるので、興行的にこういうキャスティングもしょうがないのかなと思いつつ。伊勢谷友介さんの力石感は成功してるし、香川照之さんの丹下段平は細くて若いけど声の感じとか上手く寄せてたし、香川照之さんから丹下段平に結びつけたなと。香里奈さんは白木葉子と顔の系統が全然違うし、もっと合う人がいたと思う。
あと、スポーツものを演じるのはそれなりに身に付いてないと全然嘘臭くなるし、ましたボクシングとなると殴り殴られのリアリティが難しいと思うけど、撮り方や演出含め気にはならなかったかな。
ま、観終わった印象としては脳内でアニメのシーンを思い出して補完するので、アニメの再放送またやらんかなぁ〜って流れになるかな。

・『あしたのジョー』予告篇
・『あしたのジョー(1970年版)』

・力石徹のテーマ(YouTube)

投稿者:

jumpei

イラストレーター。