Hitoshi Kuroki solo exhibition「fragment」

今、飛ぶ取り落とす勢いのイラストレーター、“福岡のジャンヌ・デタランテ”こと黒木仁史が東京で初個展するぞー!

黒木仁史「fragment」
2013年11月8日(金)- 20日(水)11:00-19:00 毎週木曜休


ファッション誌やアパレルのシーズンカタログなどで、黒木氏は数々の美しいイラストレーションを手がけています。確かなデッサンの上に広げられる、優美でナイーブな水彩のニュアンス。それらは写実スタンスに見えて、あえてモチーフの全てを語り尽くさない、滲みやかすれなどの「示唆」する力が支えています。ハンドドローイング特有の豊かな滋味を保ったまま、見るものの眼にじんわりと転送されてくるのです。ポートレートを主軸にして、動物やスティルライフなどの印象とブレンドするようなレイヤー構造の楽しさも特徴的で、彼が見たイメージの断章が複合的に掛け合わされることで、モチーフの意味や存在を超越したファンタジーが意外なほどのサラウンド効果で私たちを包みます。
人の顔つきや着衣、ポーズなどのディテールにも現れえない、オーラのレベルにある洒脱、風情までを浮き彫りにできるスタイリッシュさ。色彩ハーモニーも軽やかに、時にポップなエロやアイロニーも交えられる彼の話法は、多くのファッションブランドとのコラボレーションを通して共感を集め、国内外から認められつつあります。

本展は、黒木氏にとって東京で初めての個展です。「断片」を意味するタイトルは、文字通り彼の絵ひとつずつの美と、それらがパーツで終わらない世界観を指しつつ、イラストレーターとしてのこれまでの蓄積と現在までを、かけらを拾うように披露しようとの意図を表しています。ほぼ全て描きおろし新作の水彩画・鉛筆画、約40点を展示・販売いたします。また、一点ずつドローイングを加えたオリジナルTシャツなど、関連する商品も合わせて販売いたします。

【ギャラリートーク開催】
2013年11月8日(金)18:30〜 入場無料
作品解説=黒木仁史 聞き手=デハラユキノリ(フィギュアイラストレーター)


黒木仁史(くろきひとし)イラストレーター
1978年生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、ギャラリー勤務、デハラユキノリ氏のアシスタントを経てフリーランスに。FM802アートオーディション通過。GEISAI-1 GPにてスカウト賞受賞。2011年、雑誌「commons&sense man issue.11」で発表した18ブランドのファッションルックイラストが話題に。また、2012年には東京発信のクリエイティブプロジェクト「東京晩餐会」に参加。他に「POPEYE」「GQ」などの雑誌やファッションブランドのカタログを手がけ、ステラ・マッカートニーのパーティでモデルスケッチを披露するなど、多彩に活動中。

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※展示作品は全て販売いたします。
※会場の都合により祝花などは固くお断りいたします。
※最終日のみ18時までとなりますのでご注意ください。