フローズン・タイム@みなみ会館

映画サービスデーだったので”五重塔が見える映画館”ことみなみ会館で、
『フローズン・タイム』を観る。

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『フローズン・タイム』
←ストーリーはココで。

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まず結論から言うと、イイ!!滅茶滅茶イイがな!!これはたまらんは!!
ヤラれた!(ここで言うヤラれたは、先を越されたとか良いものを先に作られた的なのじゃなくて、心臓をギュッと鷲掴みにされた感じ)自分的に今年入って観た映画で一番やは。長州じゃないけど、ど真ん中

男の人が撮った!って感じでかなり男目線でたまらんところをついてくる。観てて、さすがに声は出さないけど、口に手を当てて声にならない声で”オ、オホォォ〜〜〜・・・”なる。逆に女子が観たらどう感じるか全く分からんけど。この映画はポスターやフライヤーなんかのヴィジュアルが中々インパクトあって観に行ったけど、よくある悪い例がフライヤーとかのシーンが映画内で一番山場の部分で、フライヤー以上のことが起こらないってパターンがあるけど、この映画に関しては、フライヤーの場面は、単なる一場面で本質はまた別のところにあって、もりもり見せ場が出て来る。

監督はファッション系のフォトグラファーのショーン・エリスって人で、フォトグラファーが映画撮るのは珍しいことじゃないし、カメラを使う部分で同じなんだろうけど、”時間を止める”って内容がフォトグラファーっぽい。写真撮ってても絵描いてても良い瞬間に出くわした場合「今、この場面止まってくれ!!」とか思うし、逆に現実ではその瞬間を止めれないから写真や絵でその瞬間を形にしたりするんだけど、この映画はそのシャッターチャンスを上手いこと動画で表現してる!
しかも、主人公の男が美大生で絵を描いてるのも共感できるし。よくドラマや映画で美大生の設定があったり絵を描く人が出て来て、その絵が評価される的な設定があるけど、大抵”この絵のどこがええねん?!”ってヘッポコなのが多いし、絵自体は付属品的な扱いで薄っぺらさを感じてしまうけど、この映画に出て来る絵は普通にカッチョイイし、監督がファッション系のフォトグラファーだけあって、センスがイイし、ちゃんと良し悪しが分かってる(オメー、どの位置から物言うとんねん!って感じやけど)し、これはズルい!イイ!

さらに映画に出て来た、エミリア・フォックス演じるシャロン(ポスターの女の人じゃなく、スーパーのレジの人)が滅茶苦茶タイプ!これまたど真ん中のどストライク!ヤラれてもた。この人は描きたいわぁ。さらに、スーパーの他の従業員のキャラが一人も被ってなく、全員こんな人おるおる!って感じで、なんかドリフのメンバーにも見えてくる。ラストもカッチョ良過ぎ!
これはDVD出たら絶対買いやし、もう一回観に行くかもしれん。