『黒い家』

先日のことだが、韓国リメイク版の『黒い家』を観る。
個人的に森田芳光監督の『黒い家』を以前観て衝撃を受けたことがある。黒い家に主人公が入るシーンで劇場中が息を呑んでシーンとしてるシーン(いやシャレじゃなくて偶然)で、怖いシーンがあった瞬間に後ろの方の席の人がビックリし過ぎてペットボトルをボロンッ!って落として、会場中が笑ったってのがあった。楳図先生も、”恐怖”と”笑い”は紙一重だと言ってらしたし、怖過ぎて笑ろてしまったのは、これが初めてかもしれない。
ま、それは置いといて。森田版『黒い家』を観たのはかなり前なので、今回の韓国版『黒い家』も全然新鮮に観れる。森田版『黒い家』は、舞台が日本なので日常に近い恐怖があり、韓国版『黒い家』は人も舞台も日本に似た別の世界という意味での恐怖と、「あぁ、これは日本で起きてることじゃないんだ」的な助かった感?がある。今の時代に今の技術で作ったらこうなりましたって感じ。観たことない人は森田版『黒い家』をちょっと観て欲しい。人間こんな怖いめに遭ったら、そらあんなけ震えるで!って位主人公(内野聖陽)がリアルな演技をするし、大竹しのぶがまた強烈。
共に感想は、こんなん巻き込まれたら最悪や!ってのと、
人間怖ぇぇっっーー!!!って感じかな。

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その恐怖を払拭しようと韓国つながりってわけじゃないけどたまたまあった『カンナさん大成功です!』を観る。女子の人は詳しいのかもしれないけど、日本の漫画を韓国で映画化したもの。10年位前に研究所に置いてあって当時読んだけど、全然内容を憶えてないので、普通に新たな気持ちで観る。女の人が整形してキレイになって見返す的な。けど、本当の美しさって何?的な、上げて下げて上げる的なパターンなので安心して観れる。コメディシーンは普通におもろかったかな。ジャージャー麺をバイクで配達中の男が転倒するトコが好き。あの転け方うまい。