『天然コケッコー』@京都シネマ

くらもちふさこ原作・山本敦弘監督『天然コケッコー』を京都シネマで観る。イイ!これイイ!夏帆で正解!
原作を読んだのが2〜3年位前なので、若干記憶が薄れぎみだったんだけど、観たらすぐ甦ったというか、実写化に全く違和感を感じない。凄く忠実に再現してるような。
いや、もしかしたら原作を読み終わった直後で観たら、自分の中でのイメージや期待もあるから、原作と映画の差を意識して観てしまうかもしれないが、記憶が薄れてる分、違いに気付かないかもしれないけど。
それは、今となっては読み返さないと分らないけど、凄く原作の世界がそのまま実写化したような感じ。
山下敦弘監督の映画は(リンダリンダリンダは観てないけど)DT的な、やることなすこと上手いこといかない男子の面白さというか、そういうトコが好きなんだけど、今回の「天然コケッコー」は主人公が女の子なんだけど、その女の子の思春期の心理状態(もちろん自分は実際に体験してないけど)というか、それが上手い事表現できてるというか。(この監督も、長回しが好きで、ほのぼのシーンでも張りつめたシーンでも無言の間合いとかが効いている。)
転校生の大沢広海はプロレス好きで、部屋に武藤敬司のサイン入りポスターが貼ってあったり、要所要所に武藤ネタが入ってたり。しかも、部屋で武藤の入場曲がかかってたので、てっきりビデオかなんかで試合を観てるのかと思ったら、入場曲のCDを聴いてたり。
これはイイ。主人公の”そよ”は夏帆で正解!
これはDVD出たら買いなパターンだは。

『天然コケッコー』
http://tenkoke.com/

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