『フラッシュバックメモリーズ 3D』

T・ジョイ京都松江哲明監督『フラッシュバックメモリーズ 3D』を観る。
シネコンで松江監督作品観るの新鮮やね。しかも3Dやし。

『フラッシュバックメモリーズ 3D』(2012年/日本/72min)


結論から言うと、滅茶苦茶よかった!! 2013年度ベスト5(個人的)に入るは。
1位は『デッド寿司』やけどね。内容は、交通事故による高次脳機能障害で記憶が消えてしまうディジュリドゥ奏者GOMAの華麗なる復活を描く、革命的3Dドキュメンタリー。

松江監督は、どっちかって言うとサブカル文科系の湿り気のあるような世界観だったけど、今作はカラッとスタイリッシュでお洒落(軽い意味のお洒落じゃなく、垢抜け感?)で、でもそれがカッコつけたかんじじゃなく骨太で重厚感があるね。そもそも事故や脳機能障害は抜きにしてGOMA(& The Jungle Rhythm Section)のパフォーマンスが良いという前提があり、そこに不慮の事故や脳機能障害というアクシデント、自身や家族、音楽と向きあう作業。そこからの復活。最初は何で3D?って思ったけど、GOMAさんの脳で起こってる現象の具現化でもあり、ディジュリドゥを演奏してるところを正面から撮っちゃうと、線が点になって画的にキビしいけど3Dだとディジュリドゥの長い形状が見事に表現出来てるし効果的。他のメンバーのパーカッションの楽器のレイヤー感がや回り込んだり押し寄せてきたりする感じが無茶苦茶気持ちいいな。これは3Dで正解やわ。プリミティブなリズムだけで72分持つのも凄いし、人間の本能の部分で心地良く反応してしまうリズムなんだろね。全く飽きなかったしどんどんアップテンポになって、あぁ〜終わっちゃう〜!!って感じやった。マニマック!(←アボリジニの言葉で”最高!”みたいな意味らしい)

松江監督の真骨頂を観た感じやった。
これソフト化されてもTVやPCの画面で楽しめんことはないやろうけど、劇場で体感した方が良いと思う。T・ジョイ京都は上映延長が決まったり全国でも続々上映館追加されてるし。しかも、3Dやのに1チケット代1,500円やし。これは良かった。

『フラッシュバックメモリーズ 3D』公式サイト
『フラッシュバックメモリーズ 3D』予告篇内藤瑛亮監督制作)