『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』

今日もタイムトラベルもの。おもしろかった『バタフライ・エフェクト』、酷かった『バタフライ・エフェクト2』。そして、今回セス・グロスマン監督『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』を観る。

『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』(2009年/アメリカ/90min)


2があんなんだったので、正直この3観るのしんどいなぁ〜と思って観たけど、おっ!悪ないやん。
話は、1、2同様過去にタイムスリップできる主人公(今回も同じ能力を持つ別の主人公) がタイムトラベラーということとは伏せ霊能者として警察に協力し、事件を未然防ぐようになってる。過去を変えちゃうと現代が変わっちゃうので、過去の事件発生時刻に行き自らは手を出さずに傍観し現代に戻ってきて知らせるという寸法。が、ある日、10年前に殺された彼女の姉がたずね的て犯人とされてた男が無実である事がわかりその男を助けてくれと依頼してきて、引き受けるも過去で手を出しちゃい現代の歯車が狂い出して修正に奮闘する話。
今回はトラウマ要素も復活しており、1,2は恋人を助けるべく動くが今回はサスペンス色も強く事件を解明する感じかな。一応はね。 そしてタイムトラベル能力を理解してくれる人も周りにいたりする。

(ちょっとネタバレありかも)
今回は映像もしっかりしてるし、ラストは想像出来なかったけど、 1,2からの学習でその能力が父親からの遺伝であることから、妹が出てきた時点でもしかして?感はあった(犯人やラストは読めなかったけど、能力的な部分で)けどね。とはいえ、この映画の構造上、エンドレスであらゆる結末でドラマの続きが作れちゃうし、今回のラストはこうだったけどもう1枚のせたら犯人も結末も変えることが出来るね。でも最後ああいう決断(お約束?)をしたしそこで終わりなんだろね。1につづき切ないな。

ってなわけで、2の時も書いたけど、この”バタフライ・エフェクト”作品自体だパラドックスであり、1が成功ルート。2が失敗ルート。3が成功ルートって感じかな?(ストーリーってことじゃなく作品として成功かどうか)
あと、今作のラスト(BBQの)が続編を匂わすような終わらし方やったね。構想はるか分からないけど、あの子がって続編も出来るはな。続編ズルズル作り続けるかどうかはまた別の話やけど。『バタフライエフェクト・イン・クライモリ』全く別モン(あやかり系?)みたいやもんね。

・『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』
・『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』Trailer