『セックスの向こう側 AV男優という生き方』

えのき雄次郎高原秀和監督『セックスの向こう側 AV男優という生き方』を観る。
京都シネマで9/21〜上映で楽しみにしてたんだけど、先にDVD出てちゃってるパターンですね。地方映画館の残念なところというか、京都シネマ自体が公開作品が渋滞してる感は否めないんやけどね。

『セックスの向こう側 AV男優という生き方』(2012年/日本/86min)


総勢20名のAV男優にインタビューしたドキュメンタリー。
その人も知ってる!知ってる!って人ばっかりで、映るだけで顔がほころぶね。若手もベテランも違った面白さがあるし、色んなタイプの人がいて興味深い。内容は、インタビューの答えは容易に想像出来ることだけど、張本人からのリアルな語りは嬉しいね。プロレスに通ずるところもあるね。当たり前だけどカメラの映ってない裏側(カメラマンの後ろ)には照明の人や男優さんもジェスチャーや小声で指示のやり取りしてたり、そういう部分が観れるのはいいね。AV男優になった経緯は、役者を目指してたりスタッフとして参加してたら監督から、ちょっとやってみないか?ってなし崩しになってしまったパターンが多く、それ以外で自ら志願してなった人らに共通するのは、うんこ食べられる?って言う要求に、食べますと応える腹の決めた(分かれ道)が一つのハードルになってる感じでしたね。なりたいと考えてる若者は多いと思うけど、物質的な食う食わないではなく、色々背負っていく覚悟があるかどうかのテストというか。
本作は総勢20人なので、広く浅くな感じだったので、それぞれの男優さんに密着したシリーズでたっぷり観たいかな。

・『セックスの向こう側 AV男優という生き方』公式サイト
・『セックスの向こう側 AV男優という生き方』予告篇