神の左手。。。

行っちまいました。。。映画『楳図かずお 恐怖劇場』を観に、みなみ会館へ。しかも・・・楳図かずおさんの舞台挨拶があったので。楳図かずおは、個人的に最も好きな日本人アーティストなので、凄い楽しみにしてました。。。行くとすでに長蛇の列。ボーダー率も高い。整理番号の表示も最後尾が”120〜”となっている。ボクは運良く”15番”だったので2列目に座れました。と、待ってる間(自分が挨拶するワケでもないし、別に2人で会うわけでもないのに)、緊張し過ぎて、吐きそうになる。ポジティブな吐き気。そんなことを言ってる間に、登場。。。いきなり、グワシハンドで挨拶。終始舞台上を、走ったり転げ回ったり大暴れ。これから恐怖映画が始まる事を忘れさせてしまう感じ。本人もUFOや幽霊は見たことないし、恐い場所には絶対近付かないそうだ。笑いと恐怖は紙一重と同時に両極端、その両方を極めた人だなと思うし、まさに”神の左手 悪魔の右手”だと思う。”奇跡”を核心的に何度も起こしてるんだな。神だ。。。で、あっちゅう間に終わる(が、実際は3〜40分しゃべって、押してたみたい。)で、映画の方は6作品のオムニバス。(上映は2つ×3プログラム。)ボクが観たのは『まだらの少女』と『ねがい』。共に当時の時代を再現した感じ。(インターネットや、現代の要素も少し入れつつ。)あまり内容には触れないけど、共に恐怖を与えてくる相手は、ただ恐いだけではなく可哀想な部分もある。笑える部分もある。子供が主人公だけど、子供向けに作った感じもなく、かつ大人向けなだけでもなく、子供も観ていい感じ。幅広く観れる。全6エピソードの各オープニングに流れる、楳図かずおのシリアスな顔がたまらない。残念ながら、時間的に他の4本が観れそうにないので、10月に出るらしいDVD待ちになりそうだな。。。この映画は、楳図かずお画業50周年記念で作られたもので、50年(第一線で。)。。。凄いな〜。やっぱり、最低限続けないといけないなぁ。絵頑張ろっと。パワーをもらった一日。神だ、神!

『楳図かずお 恐怖劇場』
[楳図かずお オフィシャルホームページ』

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