新たに。。。

上から。。。

MASKED TAOKA(マスクド・タオカ)
SUPER BARON(スペル・バロン)
EL KAWAMURA(エル・カワムラ)
KENDO KAWAMOTO(ケンドー・カワモト)

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おでんもたこ焼きも美味そう。

その後、digmeから一筋下がったとこにある、”元祖たこ焼き、創作手料理”味穂へ。

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おでんの染込み具合が、尋常ではない。焦げ茶色の丸い物体は、玉子だ。digmeout ART & DINER・古谷マスターは、勝新にそっくりだ。(もしくは、宍戸開)姉川さんは、漫才師の濱根・杉本の濱根隆さん(もうちょっと若い頃の)に似てるなと、密かに(心の中で)思ったり。いや、でも凄くイイ人でした。展示は、〜12月17日(日)までだそうですよ。もちろん24時間営業。詳しくは下記で。

ちゅーか今日、実弟の誕生日だ。おめでとう。

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姉川たく個展。

今日は、姉川たくさんの個展『Taku Anekawa hidden curriculum』を観に、digmeout ART & DINER?へ。作品は、シルクスクリーンと刺繍(糸)を巧みに組み合わせた独自のバランス感覚と作風は、メディアにも注目されはじめ新たな局面を迎え始めている。多々ある彼の手法のなかでも代表的なこの作品群は、コレクターの方々にも注目され始めており、現物を間近でご覧頂ける貴重な展示となるであろう。ということだ。ドクロや臓器をモチーフにされてたが、素材が布や糸なので、清潔感があり鮮やかで全然グロではないし、オサレだ。下の人物は、先日鳥取に行ったことでお馴染みの、田岡くん。彼は以前、猪木の浄水器のCMにエキストラで出てたそうだ。

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@digmeout ART & DINER

こんな感じで、シルク・刺繍+プロジェクターでアニメーションを投影してたりする作品があったり。

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かっちょイイ。

これは、白地に、白のシルクスクリーンに、白刺繍の作品。かっちょイイ。女子にウケそうだ。

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姉川たくさんとPHIL市川さん

姉川たくさんは、PHILという東京の小規模精鋭のエージャントに属してて、そのPHILを一手に取り仕切ってるのが剛腕・市川さん。(画像右の藤田和之似の人物)

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おおっっ!!

そうそう、特筆すべきは、このマスクですよ!姉川さんの話によると、作品として作ったけど使わなかったりあまった別々の布でリサイクルして作ったそうだ。各所に細かい刺繍が入っていて、Men’s、Lady’sと完備。レイ・ミステリオ系のマスクに近いかな?

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『Ecole』

”五重塔が見える映画館”でお馴染み、みなみ会館で『Ecole(エコール)』を観る。そしてヤラれる。。。


最初、このストーリーとビジュアルの可愛らしさに惹かれて観に行く。以前観た映画『変態村』は、汗臭そうなオッサンしか出てこなかった(オバちゃんがちょろっと出たくらい)が、この『エコール』は真逆で、ほとんど少女しか出てこない。(ちなみに、この映画の撮影監督は、変態村の監督だ。)男子には、みうらじゅん氏的に言う、童貞論や青春ノイローゼ的な、今ふりかえると中学生当時の自分は、自分であってもうすでに自分ではない他人的な人格になってしまってる、男子特有の頭のおかしな時期(その後の人生を左右するような重要な時期)があるが、女子には女子でまた特有の時期があるのだなぁ〜と思った。その男子の知り得ない秘密の時期をこっそりのぞき見してしまったような感覚になる映画。少女から少女でなくなる、目には見えない瞬間を見事に映像化している。しかも、映像上でもそれは見えないのだが見えるのだ(ちょっと意味分からないかもしれないが。)見えないけど魅せているのだ。楳図かずお氏も『わたしは真悟』で、子供から大人へ変態してしまう様を”カチッ、カチッ…”と身体の中から秒読みの音が聞こえてきて表現されてるのだが、それと通じるものがあるかもしれない。女子がこの映画を観たら、自分が経験してきた過去とダブらせて共感を覚えるかもしれないし「男子には分からないわよ!」と言うかもしれないが、逆に男子が観る方が「わ!これが少女か!」とその振り幅が大きい分、女子よりも受ける衝撃も大きいかもしれない。この映画を観ることによって、一瞬少女の感覚が分かったような気がするが、それも多分奇蹟的に一瞬だけ感じられたと思うし、映画が終れば直ぐに薄れて見えなくなってしまうだろう。たとえもう一度この映画を観てその感覚を感じようとしても初見で感じた感覚はもう二度と味わえないと思う。映画を観てると最初は、ヤン・シュワンクマイエルの『アリス』や『地下室の怪』や、サラ・ムーンの『ミシシッピー・ワン』的な、少女の可愛さと見えない何かによって色々操作されてるような不安な世界なのかな?と思いきや、物語が8〜9割進むに連れ、それだけではない謎(推理的な謎ではなく、少女たちの居る世界の意味が分かってくる)が除々に解けていき、監督(ギャスパー・ノエの奥さん)が言いたかった事が何かが完全に理解出来き、”わぁ!そっちか!”となる。その後、エンディングを迎えるのだが。最後のシーンだけ見ると楽しそうなシーンなんだけど、それまでの9割のフリが凄く効いてて、かなり衝撃的。夏・冬通して真っ白な衣裳と年齢を分けるリボンも、非常に効いている。最年長ビアンカの場面によって、大人っぽく見えたり子供に見えたりする演技だけではない変化が、まさに、少女と少女ではなくなる瞬間を目撃できる。あの少女はあの森から出ない方が良かったのか?と思ったり。物語全体としては、目に見えた大きな起伏はないものの静かに大きな衝撃を与えてくる新感覚だ。あからさまな説明がないのに、こんなに監督の意図を明確に映像で理解出来たのは初めてかもしれない。これは、2006年に観た映画で『変態村』に次ぐヒットだ。非常にアリだこれ。うん。アリだこれ。映画館を出た後、そこら中にいる女の人を見ると(失礼な話だが)、”この人らみんな森から出ちゃったんだなぁ〜。”という感覚になる。ホント失礼な話だ。とにかく、ヤラれた。スゴイ!

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illustration NO.163

今日発売の雑誌『illustration』(玄光社)の2007−1 No.163が、大阪の特集で、ちょろっと載せてもらってますよ。是非、本屋さんで。

illustration イラストレーション(玄光社)
2007−1 No.163 11月27日発売 ■定価1600円(本体1524円)

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