『バサラ人間』

最近、豚の生姜焼きを作るのにハマってて(無類の生姜好きなので)、醤油の変わりにめんつゆ使ったら美味っ!豚肉1切れだけでご飯1杯いけるね。いや、汁だけでもいけるは。あああ〜〜〜うめ〜〜な〜。

第七藝術劇場で、長尾みのるさん(日本で初めて”イラストレーター”って名乗った人)原作の映画『バサラ人間』を観る。
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山田広野監督映画『バサラ人間』

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こちら2005年に復刊されて当時買った、長尾みのるさんの『バサラ人間』。好きなイラストレーターさんで、無茶苦茶センスが良いッス。

監督の山田広野さんはこの復刊された本の最後で長尾みのるさんと対談されてて、その中で長尾みのるさんから「映画化してよ」って話が出てたけど、それが実際映画化されたんですね。
で、映画の方は、んん〜〜〜かなりチープな感じですねぇ。
1969年当時の再現をしようと服装や髪型、メイクを頑張ってるんだけど、低予算な感じなので背景の街並や車、その他のエキストラじゃないリアル歩行者が現代の人だし、映像も生っぽく色味とかもうちょっと加工出来なかったのかな?と思ったり。原作ではラクダやヨット等出てくるんだけど、ちょっと難しかったのかな。

仲村みうさんは別にして、何か全体的に垢抜けない感じ。映像的にサイケにしようとしてるんだけど、ちょっと安っぽいかな。原作の長尾さんの言う”バサラ”が、日本人の”フーテン”や”ヒッピー”を否定する側だったのだけど、そっちになっちゃってるかも。チープな感じが良い方に働くこともあるけど、長尾さんのエッジの利いたセンスを売りにしてる本を原作にしてるだけに、そこはマズいかも、と思ったり。原作から離れても、もうちょっと無茶しても良かったかも。
長尾さん自身が監督しても凄いの出来そう。
山田広野監督は本業が活弁士だけに、滅茶滅茶エエ声だ。

・『バサラ人間』
・『バサラ人間』予告編
・『長尾みのるさん×山田広野監督トーク』
(↑手放しで良かったと思ってないっぽいけど、怒ってはないようだ)

『脳内ニューヨーク』

京都シネマ『脳内ニューヨーク』を観る。

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んんん〜〜〜、分かったような分からんような、分からんような作品。
説明もなくあやふやな感じなので帰ってからどういう意図なのかを調べないといけない感じ?観る側が友好的に、”こういう事を言いいたいのかな?”って歩み寄らないといけない感じ。
個人的にちょっと登場人物の名前が憶えられなくて大変だった。本人の映像なしに名前だけの会話だと、誰の話をしてるのかついてけなかったし、年月が過ぎるんだけど若い頃の人と歳とった人が、どの人がどの人になったのか、はたまた同一人物で歳とったメイクをしてるのか?認識出来なくてちょっと混乱。謎解き系の難解なものじゃないけど1回じゃ人物を把握出来なかった。観終わった後に、”アレはこう解釈すればいいのかな?”的に観た人同士話し合う系なのかな。

・『脳内ニューヨーク』
・『脳内ニューヨーク』Trailer

『君に届け』

作業場の大掃除というか模様替え。とにかく雑誌が多すぎて大変。机の向きを90度変えてみたら、何か風景が変わって新鮮ですね。模様替えして正解。

話変わって、
普段あんま漫画を読まなくなったんだけども、最近密かに『君に届け』にハマってます。恥ずかしながら。。。
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何だ、このニヤニヤ(やきもき、ウルウル)しちゃう感じ。
たまに女子でもDT臭いなぁ〜って人いるけど、その逆で男子の中にも女子の部分があって、その自分の中の女子部分(男子だけど内藤ルネに惹かれたり、「ローマの休日」観てオードリー・ヘプバーンに感情移入ちゃう的女子部分?)にグッとくるよね。たまらん。あああ〜〜〜早く続きが読みたい!

関東ではアニメ化されてて(ぶっちゃけて言うとネットで観れないこともないんだけども。。。)、関西では12/21スタートのことで、ちょっと(いや、かなり)楽しみだは。たまらん。。。

『アンを探して – Looking For Anne』

はうぁ!宮平貴子監督『アンを探して – Looking For Anne』がシンガポールで行われた映画祭・第5回アジアンフェスティバル・オブ・ファーストフィルムにて、最優秀作品賞と最優秀監督賞の2冠を獲得したそうだ。うわ!スッゲ〜〜!!
・共同通信ニュース

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日本人初だそうだ。スゲ〜〜スゲ〜〜!おめでとう!
これはまた観に行かんとあきませんね。
ちなみに京都シネマ高槻ロコ9プラスシネマでは12/19(土)〜公開。
他上映劇場はコチラ
いや〜〜、スッゲ〜は!!


・『アンを探して』公式サイト

・『アンを探して』Trailer
・『アンを探して』Official YOUTUBE
・『アンを探して』Twitter
・上映劇場情報

Official YOUTUBEの受賞後の監督の肉声が、歓びと感謝の気持ちが凄い伝わってきて、ウルっとくる。良かった良かった。

『ひろせべに作品展』

neutron「今月の池田」を観つつ、「来月の池田」も楽しみだなと思いつつ。武内咲子展を観つつ。

お友達のイラストレーター・ひろせべにさんがyugue(ユーゲ)で展示してたので観に行く。
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「ひろせべに作品展”ル”」

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通称:人見知りカフェこと、yugue(ユーゲ)
凄い居心地が良い。こんなのが近所にあれば良いのにな。

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このゆるい暖簾がイイですね。

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yugue(ユーゲ)での展示はもう何度かされてるけど、一見さんは気付かないであろう、控えめな宣伝っぷり。

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中から。

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yugue(ユーゲ)の人見知り系主人ことダイちゃん。飄々としてます。

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下鴨神社のすぐ脇にあるんだけど、それにかけた”シモガモジンジャー”っていう生姜風味のホットドリンクを頂いたり。

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ベーグルも美味しくて有名なんだけど、何か適当に挟んで!的オーダーでメニューにないオリジナルベーグルサンドを頂いたり。(ちなみに、ほうれん草と蓮根と、鶏肉的なんとチーズが入ってた。美味っ!)

べにさんも居てて色々近況を聞いたり。
作品の方は、相変わらず本当に凄い!毎回画風やタッチ、画材や表現方法が変わるんだけど、それが”個性がない”って意味じゃなくて全部がひろせべにであり、兎に角、引き出しの多さに毎回ひれ伏してしまう。アイデアに限界がない(観る側が、毎回これぐらいかな?っていう予想を遥かに超えてくる)し、凄く余裕と風格を感る。この脱力系イラスト?のジャンルでは京都でナンバ−1だと思う。本気(マジ)で。ずば抜けてます。
展示は〜12/6(日)まで!


そんな、ひろせべにさんと言うと、
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恵文社の店長堀部篤史さんの、最近発売された著書「本を開いて、あの頃へ」の装画や挿絵も描かれてて、恵文社の一角でも特設展示されてますよ。ちなみに恵文社でこの本を描くとオリジナルポストカードが3枚付いてくるよ。

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あとは、恵文社の「冬の大古本市」のしおり型DMも描かれてますね。
「本を開いて、あの頃へ」と一緒にコンプリートしたいよね。

あと、次の「アックス72」(12/24発売)に漫画が掲載されるそうで、そっちもチェックしなくては。

『デス・プルーフ in グラインドハウス』

クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ in グラインドハウス』を観る。

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イイ!おもろい!好き好き。
爽快でイイね。調子乗っていらん事したらやられるってことだね。
ゾーイ・ベルのファンになっちゃうはコレ。って同い歳かよ。スゲーね。
本人役で出演のドキュメンタリー『Double Dare』も観てみたい。
うん、良かった。

・『デス・プルーフ in グラインドハウス』
・『デス・プルーフ in グラインドハウス』Trailer

『プラネット・テラー in グラインドハウス』

ロバート・ロドリゲス監督『プラネット・テラー in グラインドハウス』を観る。

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片足マシンガンということで、井口監督『片腕マシンガール』が好きなので観てみる。井口監督はパクったわけじゃなく『片腕マシンガール』の初期構想”片腕巨乳”からの発展で片腕マシンガンになったので、パクッたパクられたの話ではないのだ。監督自身のブログでの見解がおもしろいうよ。 井口監督が言う通り変な余裕を感じるというか、切迫した感じはやはり井口監督だし、全く別モンだけど、僕はやっぱ井口監督派ですね。

・『プラネット・テラー in グラインドハウス』
・『プラネット・テラー in グラインドハウス』Trailer

『美代子阿佐ヶ谷気分』

あ、実弟の誕生日だ。

みなみ会館で、『美代子阿佐ヶ谷気分』を観る。
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安部愼一さんの漫画の実写化。って原作は読んでないんだけども。
70年代の世界観、色調、雰囲気なんかが丁寧に再現されてて好き。よくあるキレイ過ぎる昔の感じの表現じゃなく ジメジメ黄ばんだ感じが良い。
坪田義史監督の、このマンガに対する愛情というか、無茶苦茶好きなんやろ〜な〜ってのが凄い伝わる。安部愼一さんの漫画は読んだ事なくて、読みたくなったし実際どういう人なのか色々調べたくなるね。凄くて丁寧に作ってるから原作読んでたらさらにグッとくるかもしれない。
主演は水橋研二だし、美代子役の町田マリーさんも色っぽい。あとサブカル系の人がちょい役で一杯出てるし、林静一さんも編集長役で出ててビックリ。
主題歌を歌うスパルタローカルズは実の息子(安部兄弟)なんだって。へぇ〜。

・『美代子阿佐ヶ谷気分』
・『美代子阿佐ヶ谷気分』予告編

頼まれもので、こんな”虎”を描いたり。
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”虎”

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線画。

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この状態で止めるパターンもアリかもね。

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全部色を塗る。

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切り抜いて完成。

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まぁ、ベン・シャーンのオマージュというかパロディなんですけどね。
畏敬の念をもって。