『コレクティブ 国家の嘘』

京都シネマで、アレクサンダー・ナナウ監督『コレクティブ 国家の嘘』を観る。
『コレクティブ 国家の嘘』(2019年/ルーマニア・ルクセンブルク・ドイツ合作/109min)

ルーマニアの医療汚職事件を追ったドキュメンタリー。映画みたいなホントの話で怖いが、色々既視感がある。どこの国も一緒ですね。前半は政府の不正を暴いていく新聞記者の話、後半は事件後新しく就任した健康大臣(日本でいう厚生労働大臣)を追ったもの。日本の記者会見みたく、質問だけして返答に対して追加質問出来ない感じでなく、激しくキャッチボールして追及していくし、驚いたのが後半の健康大臣にも密着して、良くしていこうとする姿勢や苦悩など見れたのが良かった。が、最後はやるせなさを感じるというか。既得権益を握る権力者たちの強大さや、ルーマニア総選挙の投票率の低さなど、日本と同じというか。どこか他の惑星の日本に似たパラレルワールドな風刺映画みたいな、怖さがあった。やんなっちゃう。ホンマ選挙行こうぜ!

『コレクティブ 国家の嘘』公式サイト >>
『コレクティブ 国家の嘘』予告編(YouTube)>>

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